妾とはどういう存在なのか?

不倫という概念は、既婚者でありながらも配偶者以外の異性と性交渉などの関係を持つ事を言います。
では、既婚者が配偶者以外の異性とセックスをした場合は、全て不倫扱いになるのかというとこれは実は難しい問題なのです。

不倫は社会的視点で見られる物

これは不倫という概念が、姦通罪という明治時代に制定された法律の延長によって判断されるものからきているのですが、実は不倫という行為は親告罪の一つなのです。
だから、不倫という行為も夫婦間で容認されているのならば、それは不倫扱いにならないという事なのです。
その一例としてあげられるのが妾ですね。
これは、特に昭和初期や大正時代なんかの豪商や旧家でもあった物で所謂、家族公認の愛人という物なのです。
この場合は既婚者でありながら、妻以外の女性と関係を持っても不倫にはならないのです。

妾とは何なのか

妾とは現代風に言うと愛人の事を言うのですが、その起こりは言ってみれば側室のような物です。
日本では現代、戸籍上は一夫一妻性になっており重婚することができないので、内縁という形で妾を取る事もあるんですね。
古い時代では割とよくあった事なのですが、実は現代社会でも一部の田舎の風習として残っている文化でもあるんです。

妾の特徴とは

まず、第一に妻も容認している物ですので、社会的にも割と堂々と妾がいる事を明かし、隠さない事が多いです。
そして、この場合は妻が容認していることですから、離婚の有責として扱われる不倫とは、法律上では厳密には違うんですね。
また、日本国内では妾というのは性的な関係を持つ事で、男が経済的支援を行うという形になることから、経済力や権力を見せつけるためのステータスとして周りからも容認されている事も多かったのです。
そして、基本的に妾というのは家族とは別の関係となっていますので、別宅での住居を与えて生活させるような事が多かったんです。

妾は法律上ではどういう扱いになるのか

基本的には親等扱いされることはないのですが、妾の子供は血縁関係ができますので相続権利自体は発生します。
しかし、妾の子供は正室の子供よりも相続分が低くなるというふうなものもありました。
現在は憲法に違反するという事で、このあたりの差もないものと考えられています。

妾は犯罪ではないのか

妾というものは基本的に民事上も刑法上も違法ではありません。
売春法に照らし合わせても、不倫SNSサイト同様にこちらも該当するものではないので、原則として妾という概念に対して法的な処置をとる事は同意されている場合はできません。